ピンボケ
ピンボケシリーズは、読者への講義のような形で次第に難易度を上げていくつもりだったのだが、いつの間にか一人のダメ人間の生涯をたどる話に変わってしまった。 このピンボケアイドルの図は、どこかで入れることができたような、できなかったような、やや傾…
前回でピンボケシリーズは幕、というつもりであったのだが……。 紹介しなければ気が済まない優れた作品が少し残っているので、特別アンコール枠としてもう2、3回続けてみたい。 <a href="http://faceless.hatenadiary.jp/entry/2014/08/01/180000" data-…
……一時は俺も、クイズ「ピンボケでSHOW」の解答者として、人気を博した時代もあったっけなあ。あの頃は芸能界全体で、「映画監督なのに、間抜けで何だかよくわからない答を連発する」っていうポジションが、たまたま空いてたからなあ。 ピンボケ映画だっ…
皆さん、こんにちは! あの有名な映画、「ピンボケにしやがれ!」「ピンボケにしたい、夏」「ピンボケ館の午前二時」三部作でお馴染みの、世界的に有名な映画監督、ピン山ボケ之介です! まあ、皆さんと同じこのピン中の卒業生として、メッセージを送るとし…
ついにピンボケ大学院に入ってしまった。 入院してしまった。 ほとんど抽象画のような、 見てると自分まで記号になったみたいな、 こんなの素人にゃ絶対に意味不明だろみたいな、 そういう世界に来てしまった。 しかしまあ、 念願のピンボケ映画もついに、 …
とうとう大学に、ピン大に入った…… そして映研にも…… とは言うものの…… さすが天下のピン大だけあって、 ほとんど抽象画か、 墨絵のようなレベルのピンボケぶり…… 勉強のしすぎで…… 意識がいつも…… 朦朧としてい…… 学食で、ランチを食べてるうちに…… 目の前…
やっぱりその、 高校レベルになると……、 もうピンボケ授業についていけなくなる奴なんかも、 いるよな……。 さすがに俺なんかも、 もう小学校の頃の貯金だけじゃ厳しいし……。 このままだとピン大に進んでも、 「やっぱり附属上がりの連中は駄目だな、小学校で…
やっぱり中学生ともなると、 授業で扱うアレも随分とアダルトなムードになってきてるよなあ。 何ていうか、 こう、 ピンボケじゃなかったらどうなんだろう?? って、 ドキドキするような……。 つい、 第二次性徴が早まってしまうような、 加速してしまうよう…
ピンボケ小学校の教育理念は、ずばり、 心眼で捉えよう! である。 わが校では、 「見るべきものは手前か、それとも奥か?」 という判断力を、生徒の皆さんにじっくりと身に付けていただくことを目標と定めている。 最初の一枚を見て、 「わあ、キレイな赤い…
<a href="http://faceless.hatenadiary.jp/entry/2014/04/13/225924" data-mce-href="http://faceless.hatenadiary.jp/entry/2014/04/13/225924">満月 - 顔のない美女図鑑</a>faceless.hatenadiary.jp これまでにも「ピンボケ」カテゴリーでは、目立たない名作を数々紹介してきた。 しかし、なかなか「顔のない美女」で、かつピンボケであるような、二重の重荷を背負った写真を鑑賞するのは難しい。 そこで親…
いきなり、 「動くな!一歩でも動いたら脳みそが吹っ飛ぶぞ!」 と言われている状況である。 「ひィ~!命ばかりはお助けを」 などと言いながら、 (戦闘態勢に入っている美女もまた良し!) と内心考えていたりする図である。 皆さんお察しの通り、今回は「…
パッと見は「後ろ姿」であるが、よく見ると正面奥のガラス部分が鏡のように正面像を映し出している。 しかし「ピンボケで見えない!」という、視線も心理も誘導される仕掛けになっている一枚である。 ちなみに左右反転の白黒版もある。 これはこれで、またマ…
今週のお題「花火2014」 お題が「花火」ということで、前々から候補に入っていたこの一枚を採り上げてみた。 顔を隠すのに「物」を持ってくるのは最もありふれた方法だが、「花火」は目につく範囲ではこれ一枚のみというレア物である。 ややピンボケ気味では…
前々から「これあげる」系というカテゴリを作りたかったのだが、採り上げるタイミングをつかめないまま一ヶ月が過ぎてしまった。 観る側に「これあげる」といった感じで何かを差し出している構図には、何となく好ましさを感じる。 好意には好意で応じるとい…
黄色と黒、という組み合わせは「危険」「警告」を意味しているのだと何かで読んだことがある。 蜂の臀部や踏み切りの色などの例を考えてみると、確かに納得できる説なので、妙にいつまでも覚えている。 ところがファッション性の高い写真やデザインの世界で…
これほど手前に美女が見えているのに、なぜかピンボケ。 輪郭や目鼻立ちまで把握できますが、にもかかわらずピンボケ。 ついつい薄目にしたり、遠目から眺めたりしたくなります。 「これはもう“顔のない美女”とは言えない写真なのでは?」 と抗議されてしま…
何かの「物」で顔を隠す場合、おそらくカメラが圧倒的に多いはずで、物でなければ「手」であろうか。 今回は物の中でも特に物騒な、銃口をこちらに向けている図。 穏やかでない。 カメラ以上に、こちらの視線に対して反抗的。 というより攻撃的、いや「攻撃…
顔を物で隠している写真の中で「被写体がカメラをこちらに向けている」という構図は、かなり平凡な部類に属する。 この種の写真を集めようと思えば、おそらく相当な枚数が集まるであろう。 一万枚か。 十万枚か。 それとも何億枚か、何兆枚か? だんだん何枚…
顔がピンボケで、手前の物体にピントが合っているというパターンは割とよくある。 しかしそんなことはどうでもいい。 「雪合戦しようよ」という声が耳に届いた次の瞬間、鼻の骨が砕けるほどの衝撃に襲われてもいい。 雪の玉が時速160キロくらい出ていてもい…