窓辺
「まっすぐ」というテーマをいつ思いついたのか記憶にはない。そもそも、ほとんど重要視していなかった。 ところが、実際に扱ってみると好評のようだったので「その4」を追加してみたい。 ちなみに今回で299回目の更新となる。 299回も続けてきて、もうテー…
「まっすぐな人間」 というものを最近、すっかり見かけなくなった……。 まっすぐな男。 まっすぐな女。 まっすぐな生き方。 まっすぐな……。 どこにも見当たらない……。 でも、心配はいりません。 あなたの心を支える、まっすぐなブログ。 それがこの「顔のない…
やっぱりその、 高校レベルになると……、 もうピンボケ授業についていけなくなる奴なんかも、 いるよな……。 さすがに俺なんかも、 もう小学校の頃の貯金だけじゃ厳しいし……。 このままだとピン大に進んでも、 「やっぱり附属上がりの連中は駄目だな、小学校で…
前回とはまた違った、チャーミングな腰掛けぶりの、春の妖精のような姿である。 窓や床の緑が効いている。 この後ろ姿の美女は小さな窓から顔を出して、誰かと会話でも交わしているのであろうか。 「かず子や、お母さまがいま何をなさっているか、あててごら…
これまでにも「窓辺」カテゴリーには数々の傑作があった。 今回はこれまでの傑作群に勝るとも劣らない一枚である。 船の中にいるらしい様子で、顔の見えない美女がぼんやりと窓の外の雨模様を眺めている。 無造作な髪型、よし。 形が定かではないにもかかわ…
今回は再びモノクロの写真に戻って、変り種を紹介してみたい。 一枚目は、正面からの「胎児になりかけ」の構図である。 さなぎから卵に戻るかのような、不安定な状態とも言えよう。 深い悲しみに包まれながらも、指の先まで美しいのであった。 二枚目は、胎…
シルエットは光が射さないと現出しない。 よって窓辺は絶好のシルエット成立地点である。 かくして「窓辺」カテゴリーと合流してしまった「シルエット」である。 窓辺は人が何をしても様になる。 美女であれば尚更である。 窓辺は憧れを見上げる場所でもあり…
不自然な角度に傾けた片腕のみによる、見事なまでの「隠し」……! 鼻、なし。 片目、なし。 口の端がほんの少し見えなくもないが、ほぼ完全になし。 まるで「顔のない美女図鑑」の評議委員会を挑発するかのように、じっと動かさない視線。 ジャック・バウアー…
一枚の写真に複数の要素が含まれる場合、どの要素をどのように優先して鑑賞するべきなのか。 映画や小説においては「主人公」の存在を見誤るようなことはまず無い。 写真の場合は概ね、 「画面の中央部にある物」 が主人公にあたるものと判断するのが妥当な…
今週のお題特別編「はてなブログ フォトコンテスト 2014夏」 先生「では、皆さんはこのブログのカテゴリーでいうとどれが好みですか?」 太郎「はい!水着です!」次郎「僕はお尻です!」 先生「はい、ダメー!そういった普通すぎ感覚の人は、とても『顔のな…
時節柄、いかにも「これから帰省します」風に見える写真だが、座席のデザインや服装からしてどうやら日本ではないらしい。 しかし国がどこであれ、隣の隣くらいにこういう同行者がいるというのは旅の嬉しい一幕である。 これが映画なら間違いなく、これから…
窓外にある木の、枝葉の影が裸体に落ちているの図。 もともと枝や葉は曲線的なものなので、それがもう一度、体の上で歪んでいる。 その曲線×曲線の織り成す陰影が美しい。 秋と冬の間くらいの時期にふさわしい一枚である。 ちなみに今はモロに真夏日が続いて…
筆者の主観的データによると、読書をする姿は女性の美しさを7割増し程度に押し上げる。 さらに窓辺、そよ風、髪の毛に隠されている横顔、おそらく初夏、姿勢のよさ、透けた美脚、モノクロ、と、それぞれ原稿用紙十枚分は語れそうなほどの要素がてんこ盛りの…
この写真は、「好きな背中ベスト3」という記事を書こうとしていた際に有力候補だった一枚である。 しかし結局、「好き過ぎて、ベスト3に絞れない!ベスト16では駄目かナ?」などと苦悩しているうちに、ふと「窓辺」という新しいカテゴリーが頭に浮かんだ…
前回のトックリちゃんの背中の図は、実に良かった。あの写真を最初に見かけたのは、去年の今頃だったであろうか。それ以降、 トックリちゃんの全身像は一体どうなっているのか?と、そればかりが気になり、何も手につかなくなってしまった。燃え上がるような…
豹柄、それは「自他ともに認める美女」の証と言っても過言でない模様である。自分がサラッと認めており、かつ他人も自然に認めている。それが「自他ともに認める美女」である。これはハードルが高い。容貌庶民には全く縁のない世界である。 例えば、軽率な女…
窓外にヒョイと顔を出して、何かを見つめる美人の図。美脚の片方はまっすぐ、もう片方は曲げているという図である。よくあると言えばよくある構図だが、まっすぐに伸びた脚の美しさと、カクッと曲がった脚の美しさとが重なり合って生じる魅惑の二重奏が、た…
一旦は完結したものの、またまた新しいプロジェクトが始動して、新テレビシリーズ開始、同時進行の漫画も大ヒット、さらにハリウッドで映画化!なんていうパターンのアレである。「前回の続き」シリーズでお届けしてきた物語も、ついにそのようなアレになっ…
前回の続きシリーズ、まさかの完結編まで出てくるとは、いったい誰が予想したであろうか。小鳥との思い出を振り払うように、悲しみの淵から立ち直った彼女が飼い始めた新しい鳥……!その姿は何と、カラスなのであった!という風に見えなくもない。そういう訳…
これほど手前に美女が見えているのに、なぜかピンボケ。 輪郭や目鼻立ちまで把握できますが、にもかかわらずピンボケ。 ついつい薄目にしたり、遠目から眺めたりしたくなります。 「これはもう“顔のない美女”とは言えない写真なのでは?」 と抗議されてしま…
これまた典型的なシルエットの図。「ああ、何という素敵な子猫ちゃんなのでしょう!」と翻訳調で叫びたくなるほどの決まり具合であります。十分、いや十時間、いや十日間ほど眺めていても飽きないほど……。 それほどの完成度の高さであります。 「暗闇でも君…