眼差しが強すぎて、見ている側が見られているような心境になる。
気圧されて、ひるんでしまうほどである。
罪をなじるような視線である。
「強い」「強さ」という言葉は、「弱い」「優しさ」と一対になることはあっても「美」とは結びつきにくい。
しかし強靭で、かつ美しい眼差しがここに存在する。
一枚の鉄板を通しても、まだ封じることができないほどの強い視線と美女オーラである。
この写真は車の後部座席から覗いている図であろうか。
はたまた、21世紀のおしゃれな鉄仮面か。
あるいは「美しすぎる」という罪で緑色のロケットに乗せられて、地球から追放される罪びとであろうか。