タイトルが動詞一語のみ、という小説がたまにあって、幸田文の「流れる」と田辺聖子の「言い寄る」の二つしか思いつかないが、いずれも名作である。
このスタイルに前々から憧れがあったので、今回は久々に一枚のみでタイトルは「寄りかかる」としてみた。
美脚で美腕で、豊麗な美髪である。
裸足という点も良し。
ところで、このように壁にもたれている図は、探せばいくらでも見つかりそうに思われる。
ところが「顔のない美女」という観点からコレクションを続けていると、体の正面を壁に向けている(背中をこちらに向けている)という、これとは反対の図の方がかなり多くなってくるのである。
という訳で「背中の美(in Winter)」的な意味も込めて、年内に一度はその手の図を大公開してみたい。
お楽しみに。