これまでにも「窓辺」カテゴリーには数々の傑作があった。
今回はこれまでの傑作群に勝るとも劣らない一枚である。
船の中にいるらしい様子で、顔の見えない美女がぼんやりと窓の外の雨模様を眺めている。
無造作な髪型、よし。
形が定かではないにもかかわらず明らかな美脚、よし。
短いブーツ、よし。
長すぎるほどの腕とセーター、よし。
セーターの首周りの高さ、よし。
胸があまり無い点、よし。
指輪の金色も、よし。
そして、前の座席に足をかけるという、お行儀の悪いポーズ、よし。
全てがよし、と言いたくなる満点の美女であった。