顔のない美女図鑑

顔が写っていないのに美女としか思えない写真の数々

第五期終了

今回で三百回目の更新となり、同時に第五期もここで終了となる。 ご愛読いただいた皆様に厚く御礼申し上げます。 第五期は更新のペースを月・水・金としてみたところ、かなり書き易くなったので、今後もこれと同じか、さらにスローペースか、あるいは完全に…

まっすぐ その4

「まっすぐ」というテーマをいつ思いついたのか記憶にはない。そもそも、ほとんど重要視していなかった。 ところが、実際に扱ってみると好評のようだったので「その4」を追加してみたい。 ちなみに今回で299回目の更新となる。 299回も続けてきて、もうテー…

滑り込み

この世界とよく似たもう一つの日本では、今まさに、高校スノー野球の全国大会が行われている。 高校スノー野球といえば、もちろん選手は女子だけ。 そして、ユニフォームはなしである。 毎年、この季節になるとスイスから運んだ雪を野球場に敷き詰めて、スノ…

スケート

猛暑の続く中、いきなり「趣味・レジャー」カテゴリーに強力な一枚が追加された。 何と、季節感を完全に無視するタイミングでの投入である。 スケートリンクでの、さりげない後ろ姿。 ただそれだけだというのに、何という美であろうか? 颯爽とした軽やかさ…

人魚 その2

何と、前回の「人魚」から、 <a href="http://faceless.hatenadiary.jp/entry/2014/03/30/002447" data-mce-href="http://faceless.hatenadiary.jp/entry/2014/03/30/002447">人魚 - 顔のない美女図鑑</a> 一年数ヶ月ぶりの「人魚」である。 前…

まっすぐ その3

「まっすぐ」なのは背中だけなのであろうか? いや、違う! お尻だって、まっすぐの構図でグイグイと自己主張したい! と思ったものの、 どことなく「その1」「その2」に比べると迫力不足という印象はぬぐえない。 という訳でまた「その1」の構図に戻って…

まっすぐ その2

「まっすぐな人間」 というものを最近、すっかり見かけなくなった……。 まっすぐな男。 まっすぐな女。 まっすぐな生き方。 まっすぐな……。 どこにも見当たらない……。 でも、心配はいりません。 あなたの心を支える、まっすぐなブログ。 それがこの「顔のない…

まっすぐ その1

まっすぐで、 姿勢がよく、 背筋がピンと伸びている。 そのような姿は、美しい。 言うまでもなく、 顔のない状態であっても……。 別の記事へジャンプ(ランダム)

ピンボケアイドル

ピンボケシリーズは、読者への講義のような形で次第に難易度を上げていくつもりだったのだが、いつの間にか一人のダメ人間の生涯をたどる話に変わってしまった。 このピンボケアイドルの図は、どこかで入れることができたような、できなかったような、やや傾…

ピンボケ手持ち花火

前回でピンボケシリーズは幕、というつもりであったのだが……。 紹介しなければ気が済まない優れた作品が少し残っているので、特別アンコール枠としてもう2、3回続けてみたい。 <a href="http://faceless.hatenadiary.jp/entry/2014/08/01/180000" data-…

ピンボケ放浪者

……一時は俺も、クイズ「ピンボケでSHOW」の解答者として、人気を博した時代もあったっけなあ。あの頃は芸能界全体で、「映画監督なのに、間抜けで何だかよくわからない答を連発する」っていうポジションが、たまたま空いてたからなあ。 ピンボケ映画だっ…

ピンボケ中学校での凱旋講演

皆さん、こんにちは! あの有名な映画、「ピンボケにしやがれ!」「ピンボケにしたい、夏」「ピンボケ館の午前二時」三部作でお馴染みの、世界的に有名な映画監督、ピン山ボケ之介です! まあ、皆さんと同じこのピン中の卒業生として、メッセージを送るとし…

ピンボケ大学院

ついにピンボケ大学院に入ってしまった。 入院してしまった。 ほとんど抽象画のような、 見てると自分まで記号になったみたいな、 こんなの素人にゃ絶対に意味不明だろみたいな、 そういう世界に来てしまった。 しかしまあ、 念願のピンボケ映画もついに、 …

ピンボケ大学

とうとう大学に、ピン大に入った…… そして映研にも…… とは言うものの…… さすが天下のピン大だけあって、 ほとんど抽象画か、 墨絵のようなレベルのピンボケぶり…… 勉強のしすぎで…… 意識がいつも…… 朦朧としてい…… 学食で、ランチを食べてるうちに…… 目の前…

ピンボケ高校

やっぱりその、 高校レベルになると……、 もうピンボケ授業についていけなくなる奴なんかも、 いるよな……。 さすがに俺なんかも、 もう小学校の頃の貯金だけじゃ厳しいし……。 このままだとピン大に進んでも、 「やっぱり附属上がりの連中は駄目だな、小学校で…

ピンボケ中学校

やっぱり中学生ともなると、 授業で扱うアレも随分とアダルトなムードになってきてるよなあ。 何ていうか、 こう、 ピンボケじゃなかったらどうなんだろう?? って、 ドキドキするような……。 つい、 第二次性徴が早まってしまうような、 加速してしまうよう…

ピンボケ小学校(卒業式)

ピンボケ小学校、卒業生の皆さん。 今日この日を迎えるまでの六年間、 心の眼を見開いて、見るべきものを見る眼を養い、 また同時に、 健やかな精神を培ってきた。 そんな皆さんに、 心よりお祝いの言葉を述べさせていただきたいと思います。 皆さんがピンボ…

ピンボケ小学校(高学年の部)

月日の経つのは早いもので、皆さんが当ピンボケ小学校に入学してから、もう四年も過ぎてしまいました。 皆さん、心眼で捉えていますか? 「あっ、この観葉植物はいいな~!」 とか……、 「わあ!このしゃぼん玉、とっても大きい!」 とか……、 「ヒューヒュー…

ピンボケ小学校(低学年の部)

ピンボケ小学校の教育理念は、ずばり、 心眼で捉えよう! である。 わが校では、 「見るべきものは手前か、それとも奥か?」 という判断力を、生徒の皆さんにじっくりと身に付けていただくことを目標と定めている。 最初の一枚を見て、 「わあ、キレイな赤い…

ピンボケ幼稚園

今回はガラス越し系のピンボケ写真である。 ピンボケ上級者にとっては、このような薄いガラスなど存在しないも同然、ほとんど「まる見え」状態である。 修行の足りていない皆さんは、どうか視線に力を込めて、視線パワーでガラスを突き破っていただきたい。 …

ピンボケ保育園

<a href="http://faceless.hatenadiary.jp/entry/2014/04/13/225924" data-mce-href="http://faceless.hatenadiary.jp/entry/2014/04/13/225924">満月 - 顔のない美女図鑑</a>faceless.hatenadiary.jp これまでにも「ピンボケ」カテゴリーでは、目立たない名作を数々紹介してきた。 しかし、なかなか「顔のない美女」で、かつピンボケであるような、二重の重荷を背負った写真を鑑賞するのは難しい。 そこで親…

これでも食らえ!

いきなり、 「動くな!一歩でも動いたら脳みそが吹っ飛ぶぞ!」 と言われている状況である。 「ひィ~!命ばかりはお助けを」 などと言いながら、 (戦闘態勢に入っている美女もまた良し!) と内心考えていたりする図である。 皆さんお察しの通り、今回は「…

丸める

「これあげる」は、こちらに何かを渡そうとする明解な意志の感じられる写真群であった。 しかし「渡そう」という意志のない、単に「持っている」という姿のみを捉えた写真も数多く存在する。 今週は「これ持ってる」シリーズにでもするかと考えていたのだが…

これあげる その4

真珠で飾られた入れ物を渡される。 しかもハート型である。 これは主観的に、わが身に起きる出来事として考えるとたいへん嬉しい。 客観的に、誰かの身に起こっている出来事として見ると完全に罠である。 浦島太郎が乙姫様から玉手箱を渡された時、鯛や平目…

これあげる その3

あのね……。 実は……。 はい。 これあげる……! うわーん! 練習:二枚目と三枚目の間で、どのような会話のやり取りがあったのかを考えて自分の言葉でまとめてみよう(三十字以内)。 別の記事へジャンプ(ランダム)

これあげる その2

一年以上の時を経て、帰ってきた「これあげる」である。 &lt;a href="http://faceless.hatenadiary.jp/entry/2014/04/24/230359" data-mce-href="http://faceless.hatenadiary.jp/entry/2014/04/24/230359"&gt;これあげる - 顔のない美女図鑑&lt;/a&gt;facel…

便器 その2

前回とはまた違った、チャーミングな腰掛けぶりの、春の妖精のような姿である。 窓や床の緑が効いている。 この後ろ姿の美女は小さな窓から顔を出して、誰かと会話でも交わしているのであろうか。 「かず子や、お母さまがいま何をなさっているか、あててごら…

便器 その1

まさかの「便器」である。 前人未到の領域をトボトボと流離い歩くチャレンジングな当ブログと言えども、まさか「便器」というタイトルの回が登場するとは、誰も予想できなかった展開であろう。 「まあ、お下品!」 という叫びをかき消すかのような、この堂々…

これまでにも「窓辺」カテゴリーには数々の傑作があった。 今回はこれまでの傑作群に勝るとも劣らない一枚である。 船の中にいるらしい様子で、顔の見えない美女がぼんやりと窓の外の雨模様を眺めている。 無造作な髪型、よし。 形が定かではないにもかかわ…

胎児 その7

胎児シリーズも今回でひと区切りである。 ひとまず最終回となる今回は、 退行して本当に子宮に戻ってしまったかのような、 羊水を漂うかのような、 まさに「胎児のポーズ」を決めている一枚である。 腕をきつく締めるのではなく、それでいて体を丸めることを…