ゴージャスな胸元は、飾りすぎで少々大げさ。
シンプルな胸元は、エロくなりかけてしまって困る。
といった欠点を克服するような胸元……。
それはごく普通の、日常生活の中での自然な胸元ではないだろうか?
何の変哲もない、ありきたりの胸元。
そこに掛け替えのない「美」をあらためて発見して大喜び。
そんな純朴な人間でありたいと心から願う筆者である。
こちらは特殊な、前を大きく開いたカパ感のあるデザインになっているようだ。
「トンチンカンな服を着やがって、この野郎!」
と騒いではいけない。
「カパ感、出とるやんけ!」
などとニヤけてもいけない。
ニットが緑、本の表紙も緑で、揃えているという繊細な配慮が感じられるではないか。
「とても素敵なデザインですね!胸元が自然に強調されていて、緑色の薔薇もよくお似合いです。本の装丁ともよく調和が取れているようだ」
さっきまで純朴だった筈なのだが、急に筆者は翻訳調で喋る気障な人間になってしまった。
自分でも何が言いたいのかよく分からなくなってきたので、今回はこの辺でもうやめよう。
とりあえず「胸元」という鉱脈を発見できたことは、ここ数日の大きな収穫であった。
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ツイッターで「顔のない美女図鑑」の次回予告ができそうな時はするようにします。