一年以上の時を経て、帰ってきた「これあげる」である。
異性から何かを手渡されるだけでも少々嬉しいのに、今回は鍵束ごと渡されて「どれでも好きな鍵を使っていいのよ」といった状況である。
何という信頼のあかしであろうか。
間違いなく、顔のない美女度が高い一枚である。
しかも、上品な服装に上品なスタイル。
さらに、胸元の丸く開いた部分がお洒落。
おそらく声も性格も良いに違いない。
「善良さ」と「美貌」という、時には相反してしまう要素が素直に、当然のごとく結びついている人物である。
「有難う!」
というお礼の言葉も、普段より抵抗なくスラッと言える。
ぜひ、皆さんも写真に向かって言ってみていただきたい。
「どういたしまして」
という控え目な美声が聴こえてくるかもしれない。