やっぱり中学生ともなると、
授業で扱うアレも随分とアダルトなムードになってきてるよなあ。
何ていうか、
こう、
ピンボケじゃなかったらどうなんだろう??
って、
ドキドキするような……。
つい、
第二次性徴が早まってしまうような、
加速してしまうような、
勢い余って、
光の速度を越えてしまいそうなほどの、
そんなアレを感じるなあ。
それにしても、
中学に入った日にいきなり、
「将来の目標」
なんて言わせるのにはビックリだったなあ。
はい!僕の将来の夢は!
ピンボケ画ばかりの映画を撮る、
映画監督になることです!
なんて力説しちゃったけどなあ。
ついでに音声もボケボケで、その場にない音を重ねてゆきたいです!
なんてことまで言っちゃったしなあ。
同じクラスの子たちは、
「ピンボケアプリ開発で起業したい!」
「ピンボケコンサルティングで世界に羽ばたきたい!」
「年内にピンボケ検定1級取得!」
なんて、上手いこと言ってたのになあ。