顔のない美女図鑑

顔が写っていないのに美女としか思えない写真の数々

カレンダー(7~12月)

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今回で200回目の更新である。

いつも読んでいただいている読者の皆様には厚く御礼申し上げます。

当図鑑はもともと「顔のない美女」という、ごく小さなアイディアから始まったブログである。

それがたまたま「はてなブログ」で始めたことによって「読者登録」「はてなスター」「おすすめブログ」「はてなブックマーク」「はてなカウンター」といったシステムの恩恵に与ることができて、休み休みしながらも何とか200回まで到達できた。

 

 

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だからもし、これを読んでいる方が何らかの小さなアイディアを持っていて「こういうブログがあれば面白いだろうな」という確信があれば、やってみる価値は十分にあると思う。

「知人に話してみたら、ちょっと面白がられた」

という程度のアイディアであっても、①ほぼノーリスクで始めることができて、②後からそれを支援する道具が見つかって、③とんとん拍子に上手く進む、ということは現実やビジネスの世界では稀だが、ブログの世界ではさほど難しくはない。

続けながら様子を見て、途中で軌道修正も方向転換も簡単にできるし、無理だと思ったら休むことも、一からやり直すこともできる。

 

 では前回からの続きをどうぞ。

 

 

七月:日傘


 

この「日傘」の回は、写真もいいし文章も短めで、自分ではかなり気に入っている。

思うにたとえば「映画」というジャンルは文章と相性が良い。あらすじや、作り手の意図やメッセージ、特定の場面や台詞、役者や演技の良し悪しなど、言葉にしやすい材料が詰まっている箱のようなものである。

映画は観客の目の前を過ぎ去って、過ぎ去って、また過ぎ去って終るものなので、映画に関する文章を読む人はその映画が目の前にないという前提がある。だから文章で映画の残像を呼び起こそうという目的が生じる。

また、二時間の映画は二時間かけて観るという約束事があるために「既に観た人」を想定しやすく、「まだ観ていない人」の両方を考慮しながら文章を書ける。

このブログで扱っている写真は、読者がそれを見るのに数秒間かかり、その直後かほぼ同時に文章を読むであろうという前提があるので、目の前に留まっているままの写真について単に「こういうものが写っている」と書いてもほとんど意味がない。

かといって、変なこじつけや説得力のない深読みをするのもどうかと思われるので、その辺りがなかなか難しい。できるだけ短く、魅力が引き立つような文章をサラッと書いて済ませるのが理想である。

 

八月:潮騒


 

この回は自分ではほとんど文章を書けないほどの強い魅力を感じたのだが、ブックマーク数は不思議なほど少なかった。しかしそれ以外の指標が複数あるので、別の見方をすると大好評だったりもする回である。

指標といえばPV数の増減は気になるものだが、どういう訳かこのブログは「ユニークアクセス数」に対して「アクセス数」が1:2の割合になっている。

8月末から11月までのユニークアクセス数累計が5万に対して、アクセス数累計は10万である。何か一つでも記事を読んだ人は、必ずもう一つどこかを読んでから去る、というスタイルが定着しているらしい。

 

九月:私


 

実質的に一行しか文章がない上に、引用でもあるので手を抜いていると思われたかもしれないのだが、この回は屈指の名作と言いたいほどの思い入れがある。

あまりにも良すぎて浮いているような気がしたので、あえて前置きに「影」「ボディ・ペインティング」「ボディアート」などを数回分持ってきたほどである。

特に大好評という訳でもなかったが、普段はあまり反応のない人が急に引用スターを付けてくれたりしたので、ごく一部の誰かには届いているのだという喜びをしみじみと味わった。

 

十月:猫(美脚編)


 

猫の写真を掲載している人気ブログがあるので、猫を扱ったら人気が出るのでは?と思ってやってみたのだが、中でもこの回は好評だった。

シリーズで連続5回~10回ほど同じテーマを続けると、どうしても毎度120%の質を保つのは難しいので、連続で5回ものであれば、◎の回が2つ、異色作が1つ、まあまあの〇と△が1つずつ、といったペースを想定している。

多少、自分の好みと外れていたり、やや劣ると思うような回でも、後から読むと味があったり、幅をもたらしていたり、先々へのヒントになっているケースがある。総じて、緩急や波といった要素とうまく付き合えるように自分をコントロールする技術がブログ運営には必要ではないかと思う。

 

 

十一月:セーター

 

「200回記念の回はカレンダー形式にしよう」と考えて、11月にうまく入る回がないので、あわてて書いた。

しかしなかなか上出来の回で、直近の「ジーパン」と「セーター」はどちらも自信作である。サザンオールスターズが「涙のキッス」と「シュラバ☆ラ☆バンバ」を同時に出した時のような充実ぶり、と勝手に自己陶酔している。

音楽でいうと、当ブログの大ヒットシングルともいえる「ビリヤード」「続・カメラ女子」のブクマ数が、これまでの「美脚の研究 その1」の記録を塗り替えた時は、ジワジワとヒットチャートを駆け上るかのような過程を楽しめた。

しかし、その後の「光線」が桁違いにヒットして285ものブクマ数に至ったのは今でも謎としか思えない。共に第三期の事件であった。

 

 

ところで11月は「好きなブログは?」というお題が出たことで、幾つかのブログで名前を挙げていただいた。

 


 

この他にも「写真系のブログで挙げようと思っていたけど忘れた」と申告してくれた方もいたし、

 

 

全力で自画自賛してもいる。

つまり人気投票であれば合計五票(実質は三票)も入っているので、大変に有難いことである。

中でも、ぬらひかる(id:nurahikaru氏の記事の最後のフレーズはなかなか格好いい。

 

妄想とは神が人間に与えた最高の贅沢である。

 

これは何かの引用なのか、ぬら氏自身の考えた文なのかはっきりしないのだが、個人的なイメージとしては「神」とはもっと意地悪なもので、動物や魚に与えなかった贅沢品を、わざわざ人間だけに与えてくれるような存在ではない。

そこで私なりに書き換えるとするなら、以下のようになる。

 

妄想とは神が人間から奪い忘れた贅沢品である。

 

 

十二月:羊

 
 

以前、これまでの「ベスト30」を考えようと挑戦した際に、一位候補だったのがこの回である。

もしポスターにして部屋に飾ったとしたら、最も飽きることなく眺めていられるのではないかと思う一枚である。

今回、カレンダー形式で挙げた回はどれもベスト30入りはほぼ確定というメンツなので、これから過去記事を読もうという方はぜひ参考にしていただきたい。 

 

 

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とりあえず今回で第三期は終了として、また12月から年末年始を挟んで第四期をお送りする予定である。

「もう終わり?」

と思われるかもしれないが、マナーに関する本の中に、

「贈り物はいいものを少しだけ」

というアドバイスがあり、これは大いに学ぶべき教えだと思っている。

このブログに関しては、今後も「いいもの」を少しだけ出しては引っ込み、また少しだけ出しては休む、というペースで細々と続けていきたい。

月~金までの更新で土日は休むというペースはやり易いので、今後も続けていきたい。

 

 

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では、第四期の開始までさようなら~。

 

 

*アンケートはまだ受付中です*

 

 

 

第四期を楽しみにしつつ、別の記事へジャンプ(ランダム)

 

 

 

 

 

 

 

 

【裏話コーナー】

 

ここからは、よりディープな読者のための裏話を少し書いてみよう。

第三期は、月から金までの更新を原則として土日は休むというペースで書くつもりだった。

その予定表があるので、ちょっとご覧下さい。

 

一週目

三人(JSA:ジェットストリームアタックのつもり)
髑髏
フーッ


・・・

二週目

わる子シリーズ

お行儀わる子・・・読書
寝相わる子・・・朝

根性わる子・・・借金
態度わる子・・・煙草

芸術わる子・・・美術

 

 

・・・・

三週目

続・カメラ女子

怪人

チャック

カパッと開いた感じ、略してカパ感


背中の美(in Autumn)

秋の味覚

ビリヤード ← ここまでで175回

 


・・・・・

 

 調子よく三週間ほどは予定通りに進んだのだが……、

 

 

四週目


続き写真 その1~4 平行世界A A´


ゴージャスな胸元は保留?→やっぱりやる。


シンプルな胸元も今後→土曜日に書いた(182)


自然な胸元(183)

「読書の秋」は保留?

ボーリング→保留


・・・・・・

五週目


※※集その1~3→「※」は美脚や背中のような、大きなテーマなので保留


猫(モノクロ編)
猫(上半身編)
猫(下半身編)186

秋 → 猫(美脚編) 187 木

 

×ねずみ 188 金×→あまり良い写真でないので、犬に変更。


読書の秋 日189


*「美女と馬」というテーマも出来ると気づいた。
どうも猫は今ひとつだったが、馬は色気がある。


:::::::

 

翌週


鹿190 月

馬191 火→先に「鹿」、翌日「馬」にする。
後から見る人は縦に見るので、この順番の方が面白い。


馬その1
馬その2 水
馬その3 木

山羊 192 水×→金曜日に変更 194

::::

頭 193 木 → ※として使う予定のバニーガールの分を「兎」とするのはいいかもしれない。そうすると木曜日は「兎」、金曜日は「頭」にできる。
バニーガールは動物シリーズとは微妙に異なるので、動物の後だろう。
別枠にもできる。

Bunny Girls週間としてもいいくらいだ。


頭 194 金→×


土曜日:ジーパン 195→後回し
日曜日:セーター 196→これも後回し


・・・

6週目

 

兎→ 月196→195 動物シリーズお終い

ライオンと熊は番外編として「敷物」にしよう。→火曜日197×

敷物女子→水曜日198×

敷物は動物2枚、人間3枚で一回にまとめよう。◎


196 火→ 敷物と敷物女子(敷物女子)敷物のごとく腹這いになっている。

197 水 → ジーパン

198 木 → セーター

金曜日 199回 :カレンダー1-6 感想など

:::

月曜日 200回:カレンダー7-12 感想など 

 

 

次第にゴチャゴチャして、ある回を先延ばしにしたり、二回分を一回にしたり、変更に次ぐ変更である。

当初はこの先、十週間分ほど先までの予定を組んでいたものの、余りにも予定からずれてしまい、軌道修正を繰り返しているうちに収拾がつかなくなってきた。

その上、このブログの内容をあれこれ考えていると頭が熱くなってきて 、本当にフラフラになる(第二期の終りの頃も同じような感じになった)。

 

今、この瞬間に誰かにバットを渡されたい!

「セーター!!」

と叫びながらバットを振れば、場外ホームラン確実な気がするから!

 

という文章を入れるか入れないかというだけのことで、激しく悩んだりしているのである(結局、入れなかった)。

そういう訳で、先々の予定を整理して組み直すために、一旦は休止期間を置かないと続行不可能、という所まで来てしまった。

予定通りに進めば予定表に従うのは楽ちんで便利だが、予定通りに行かないと予定表そのものが圧力や障壁になってくるので、もう少し弾力的に考え直そうと思っている。

 

 

ちなみにPVなどの記録もしておくと、

 

6月に更新100回目となった時

→ 一日40~250PV  月間で3000PV  累計6800PV    読者数39


7~8月で更新150回目まで

→ 一日400~900PV 月間で25000PV  累計40000PV  読者数77

 

 

これが150回目の時の記録で、いま現在(11月)は、

 

→ 一日1000PV強 月間で10月は6万、11月は半月で2万PV程度 累計15万PV

 読者数161

 

となっている。

 

一日のPVは1500を越えると調子がよく、1000を切るとやや悪いといった感じである。PV数の多い人から見ればこのブログは少ないだろうし、PV数が少ない人から見れば多いだろう。

読者数は、8月の終りから比べて2倍になっている。

せめて100人を越えてほしいと当時は思っていたのだが、今はほとんど気にならなくなってきた。増えれば嬉しく思うのだが、この読者数は、はてなのアカウントを持っている人のみなので、それ以外の人がどのくらいいるのかいないのか、その辺りを知りたいとは思っている。

 

最近は、写真やデザイン、美術に関する本を読むようになったという変化もある。いま読んでいる本を少し紹介すると、以下の三冊である。

 

イメージ―視覚とメディア (ちくま学芸文庫)

イメージ―視覚とメディア (ちくま学芸文庫)

 
写真講義

写真講義

 
はじまりの物語―デザインの視線

はじまりの物語―デザインの視線

 

 

なかなか良書は少ないので、役に立ちそうなお勧めの芸術関連の本があればコメント欄等から教えていただきたい。

 

 

 

 

それでは皆さん、

 

 

 

 

 

本当に第四期の開始まで……、

 

 

 

 

 

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さようならー!

 

 

 

 

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