鏡 その３

パッと見は「後ろ姿」であるが、よく見ると正面奥のガラス部分が鏡のように正面像を映し出している。

しかし「ピンボケで見えない！」という、視線も心理も誘導される仕掛けになっている一枚である。

ちなみに左右反転の白黒版もある。

これはこれで、またマイルドな感じになって良し！

絶句する他ないほどの良さである。

実は「ピンボケ」というカテゴリーも、目立たないがかなりハイレベルな実力者揃いなので、今回は「鏡」「ピンボケ」両方にまたがる名作といえよう。

 

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